10月2日”団体設立記念イベント”を開催しました
10月2日(日)団体設立記念イベント”薬剤師に知ってほしいSRHRと薬局の関わり方”を開催しました。
予約は満席となり、リアルタイムで計40名以上の方にご参加いただきました!
今回のイベントでは、団体設立にあたり
- 団体の成り立ち
- Vision
- 活動内容
- ユースフレンドリーファーマシー活動について
などについてお話しさせていただきました。
近日、アーカイブ動画を公開予定です!
公開は公式YouTubeで、お知らせは公式LINEや公式Twitterでおこないます。
まずは当日のプレゼンテーションを抜粋してお伝えいたします。
SRHRってなに?
Sexual and reproductive health and right(SRHR)は
日本語では「性と生殖の健康と権利」と訳される考え方で、国際的には基本的人権の1つとして考えられています。
しかし、日本ではSRHRという言葉自体が知られておらず、SRHRが尊重された社会とは言えないのが現状です。
薬局では、妊娠検査薬、排卵検査薬、緊急避妊薬、性感染症や月経、妊娠、更年期障害の相談など
sexual healthに関連する医薬品やケア用品を扱っています。
これらのサービスを提供する薬剤師が、SRHRを尊重した姿勢をもち、相手の不安を解消できるよう様々な情報や選択肢を提供し、自己決定をエンパワメントできることが大切です。
諸外国では、SRHRに基づくサービスは医療機関をはじめ薬局でも提供され、生活に結びついたものになっています。
3つの活動軸
当団体では、以下の3つの軸で活動していきます。
1つ目は、薬剤師がSRHRについて知り、自分に何ができるかを考える場を作ることです。
勉強会や交流会を通じてみなで考えていきます。
2つめは、日本版ユースフレンドリーファーマシーのあり方を確立し、全国にひろめていくことです。
海外のユースフレンドリーファーマシー事例を参考に、日本に合った形を模索していきます。
3つめは、薬剤師の立場でSRHRに関わる政策の提言をおこないます。
現場の薬剤師目線で課題に向き合います。
同時に、薬剤師自身のSRHRが尊重された働き方についてもみなで考えていきます。
ユースフレンドリーファーマシー相談室とは
薬局はアクセスしやすく、プライバシー確保の観点で優れていることから、海外ではReproductive Healthサービスを提供する場として公衆衛生上の重要な役割を果たしています。
特に「青少年に優しい薬局(ユースフレンドリーファーマシー)」プロジェクトでは、若者に対して緊急避妊の対応や性感染症の予防とケア、避妊に関する相談などを薬局が担っています。
現在当団体では、荒川区を拠点として、薬剤師や保健師が中心となり、若者や女性を対象に地域住民が利用できるユースフレンドリーファーマシー相談室を行っています。一
一緒にSRHRについて考えて活動しませんか?
当団体では、一緒に考え活動する仲間を「会員」として募っています。
SRHRに関心がある方はどなたでも歓迎です。
会員向け勉強会や活動報告について、SNSでもお知らせしています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にフォローしてください!
これから続々と、勉強会やイベントについてお知らせしていきます。